【上海=金順姫】中国貴州省畢節市で、大型のごみ箱の中で暖を取っていた男児5人が一酸化炭素中毒で死亡する事故があった。全国的に大きく報道され、市当局は幹部の処分や対策の発表でイメージ回復に躍起だ。一方で、いち早く事故を報じた元記者の男性を別の地方へ連れ出し、報道機関が接触できないようにした疑いが持たれている。
中国紙の報道によると、今月16日、9〜13歳の親戚関係にある男児5人が遺体で見つかった。現場には木炭を燃やした跡があった。親は出稼ぎに出るなどしており、男児らは学校を欠席することが多かったという。家出を繰り返し、今回も捜索願が出ていた。
貴州省は中国で特に貧しい省の一つ。近くには地元政府の事務所もあり、「なぜ子どもたちを救えなかったのか」などとメディアの関心を集めた。事故の責任を問い、市は関係する幹部ら8人を免職や停職処分に。出稼ぎで親が長期不在の子どものための基金を設けることも決めた。