【ハノイ=佐々木学】中国が最新版の旅券(パスポート)に、南シナ海や台湾などを「自国領」と主張する地図を印刷している問題で、ベトナム政府は対抗措置として、中国との一部国境で新旅券に「入国印」を押さない運用を始めた。
政府関係者や報道によると、中国と接するベトナム北西部・ラオカイの国境で24日、111人の中国人が新旅券で入国しようとした。係員は問題の地図が印刷されている査証欄に入国印を押すことを拒否。別に臨時の入国許可書を渡し、入国を認めた。北東部・モンカイの国境でも同様の運用がとられている。
この問題をめぐっては、フィリピンやインド、台湾も中国側に抗議している。