【北京=林望】5月に渡米した「盲目の人権活動家」陳光誠氏が中国当局による軟禁から逃れた際、追いかけてきた当局者にけがをさせたとして故意傷害罪に問われた陳氏のおい、陳克貴氏(33)の公判が30日開かれ、懲役3年3カ月の実刑判決を受けた。克貴氏の父、陳光福氏が明らかにした。
裁判は地元の山東省臨沂市臨南県の裁判所で開かれ、即日結審して判決が言い渡された。光福氏らは同日昼過ぎに法定弁護士から突然連絡を受け、駆けつけたが傍聴は許されなかったという。光福氏は朝日新聞の取材に「正当防衛だ。不公正な裁判で、受け入れられない。陳光誠の事件は終わっていない」と話した。
陳克貴氏の逮捕・起訴を巡っては、米国に保護を求めた陳光誠氏への「報復」との批判があり、米国務省も懸念を示していた。私選弁護士の弁護を認めないなど、当局の対応に批判が高まりそうだ。