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中国人に学ぶ 健康に良いお茶の飲み方

2012年10月15日14時50分

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 中国といえばお茶。中国の人々は1年中お茶を飲むのが大好きだ。お茶にもさまざまな種類があるが、年中同じ種類のお茶を飲んでいるという人も多い。でも、中国医学ではこのような習慣はあまり望ましくないとされている。人の体は気候の影響を受けるもので、お茶も季節によって変えるのが良いという。生命時報が報じた。

 まず春に飲むといいのはジャスミンティーだ。春には「陽気」(体を温める作用がある機能的なもの)が盛んになるものの、疲れを感じやすく、「眠い」と感じる時が増える。そんな時に甘みがあり香りのいいジャスミンティーを飲むと、冬の間のストレスによって消耗した代謝機能や体力を高めることできるほか、体が冷えている状態が引き起こす気血の流れの悪さを改善し、さわやかな気分になる。また、眠気解消にも効果的だ。ジャスミンティーを飲む時は、透明のガラスのコップにお茶の葉3グラムほどを入れ、一度沸騰させ90度くらいに冷めたお湯を注いだ後、すぐに蓋をして香りを逃さないようにするのがこつ。2、3分するとおいしくいただける。

 厳しい暑さが続く夏に飲むといいのは緑茶だ。摘み取った茶葉を加熱処理して発酵を妨げている不発酵茶に属す緑茶は身体を冷やす性質「寒性」を持ち、体の中から熱を取り去ってくれる。さらに緑茶に含まれるカテキンには、血中コレステロールを下げる作用もあり、血管硬化予防にも効果を発揮する。緑茶の葉は細くやわらかいため、80度くらいのお湯で抽出するのがいい。熱気でお茶の味が変わってしまうため、抽出時に蓋をする必要はない。

 風邪をひきやすい秋に飲むといいのは鳥龍茶(青茶)だ。茶葉を発酵途中で加熱して発酵を止め、半発酵させた鳥龍茶は、緑茶と紅茶の中間に位置する。鳥龍茶には、夏の間に体に蓄積した熱を取り除いたり、体液の分泌を促進したりする作用がある。代表的な銘柄には福建鳥龍や広東鳥龍、台湾鳥龍などがあり、福建省武夷山市の武夷岩(ぶいがん)茶や同省南部の安渓県が産地の鉄観音(てっかんのん)茶が特に有名だ。鳥龍茶を飲む時は濃い目に抽出し、香りを楽しむのが一般的だ。抽出するときは沸騰したお湯を急須に入れ、しばらくおいてからコップに注ぐのがいい。そうすると、飲んだ後も口の中に残る香りを楽しむことができる。

 最後に厳しい寒さが襲い、陽気が弱まる冬に飲むといいのは、体の保温効果がある紅茶だ。甘い香りのする紅茶は体内の陽気を高めてくれる。さらに、体を温めて、寒さに耐える能力を向上するだけでなく、消化を促進し、油分を取り去ってくれる。中国には、湖北省宜昌市近辺産の「宜紅」や雲南省鳳慶県や昌寧県近辺産の「雲南紅茶」、台紅、福建省武夷山地域産の「正山小種(ラプサンスーチョン)」などさまざまな紅茶がある。特に、祁門県産の「祁門紅茶(キーマン)」はイギリス女王の誕生日茶会に饗されることでも知られている。紅茶の入れ方は、沸騰したてのお湯を注ぎ、香りが飛ぶのを防ぐために蓋をするのがいい。世界で一番紅茶が好きと言われる英国人はキーマンとアッサムチャをブレンドしたものに、ミルクや砂糖を入れて飲むのが一般的だ。中国の一部の地域でも、砂糖やミルクのほか、ゴマを入れて飲む習慣があり、そうすると体を温めることができるだけでなく、栄養素もアップする。

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