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コリアうめーや!!

色華やか、暮らしに密着

韓国の餅

2007年01月17日

 韓国の町を歩いていると、道ばたの露店で餅を売っているのを見かける。韓国の餅は色彩が華やかだ。ヨモギが練り込まれたり、クチナシで黄色い色をつけたり。果物や豆類などの具が入ったものもある。色とりどりの餅がずらりと並んでいると、思わずちょっと足を止めてのぞき込みたくなる。

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 韓国の餅は餅米だけでなく、うるち米を使ったものも多い。屋台料理の代表格として知られるトッポッキ(餅炒め)なども、うるち米で作った餅を棒状に伸ばしたもの。秋夕(旧暦8月15日)の供え物として作られるソンピョン(松葉と一緒に蒸した餅)や、シルと呼ばれる甑(こしき)で蒸しあげたシルトク、粉を練って茹(ゆ)でるタンジャ、キョンダンなど、さまざまな種類の餅がある。どれも素朴でほんのりとした甘さが魅力だ。

ハレの日や祭祀(さいし)を行うときには欠かせない食品であり、また日常のおやつとしても広く親しまれている。町で頻繁に見かけるのも、日々の暮らしに密着しているからだろう。

したがって日本のコリアンタウンにもしっかりと餅の専門店がある。東京・新大久保にある「楽園餅家」では約30種類の餅を製造し、都内近県の韓国食材店などに出荷している。店名の「楽園」は、ソウルの地名である「楽園洞(ナグォンドン)」に由来。古くから餅の専門店が立ち並んでいることで有名な町だ。

 朝の早い時間に工場を訪ねてみると、出来上がったばかりの餅をパック詰めする作業に追われていた。聞けば仕事を始めるのは午前3時からとか。朝を迎える頃にはほとんどの餅を作り終え、午前中のうちに出来たての餅を配達する。

 近隣で「楽園餅家」の餅を購入するのであれば、職安通り沿いにある韓国スーパー「韓国広場」が便利だ。キムチや韓国総菜、菓子類とともに、韓国の餅をずらりと並べている一角がある。コリアンタウン散策の合間にちょっと立ち寄り、お土産として買っていくというのも悪くない。24時間営業なのでいつ行ってもいいのがうれしい。

 また「楽園餅家」では、韓国の餅をもっと日本の人に知ってもらいたいと、餅とともに韓国の伝統茶を出す「楽園餅café」を作った。ここではいろいろな種類の餅を少しずつ食べられる。まずはここで味見をして、気に入ったものを見つけるのもよいだろう。

●韓国の餅の魅力

 おめでたい席に韓国の餅をプレゼント、というのはいかがだろうか。「楽園餅家」では一口大の小さな餅を盛り合わせたものや、あるいはケーキ状に作った餅なども注文を受け付けている。かつて友人の誕生日や、結婚祝いとして贈ったことがあるが、見た目も華やかなので非常に喜ばれた。なお、大きな餅類は事前予約が必要。日本全国への配達も可能とのことだ(送料別途)。

●店舗データ 地図

店名:楽園餅家
住所:東京都新宿区大久保1―16―24
電話:03―3204―6683
サイト:http://www.rakuen−mochiya.com/

店名:楽園餅café
住所:東京都新宿区大久保1―17―16
電話:03―3204―9666
(焼肉店「ソウルイヤギ」に併設)

店名:韓国広場
住所:東京都新宿区歌舞伎町2―31―11
電話:03―3232―5400
サイト:http://www.kankokuhiroba.co.jp/


プロフィール

八田 靖史(はった・やすし)
 コリアンフードコラムニスト。1976年生まれ。東京学芸大学アジア研究学科卒業。1999年より1年3カ月間韓国に留学し、韓国料理の魅力にどっぷりとハマる。2001年に韓国料理をテーマにしたメールマガジン「コリアうめーや!!」を創刊。同名のホームページ(http://www.koparis.com/~hatta/別ウインドウで開きます)も開設し、雑誌、新聞などでも執筆活動も開始する。著書に『八田式「イキのいい韓国語あります。」』『3日で終わる文字ドリル 目からウロコのハングル練習帳』『一週間で「読めて!書けて!話せる!」ハングルドリル』(いずれも学研)がある。日々、食べている韓国料理を日記形式で紹介するブログ「韓食日記」も運営中(http://koriume.blog43.fc2.com/別ウインドウで開きます)。 ※執筆者の新著が出ました。「魅力探求!韓国料理」(小学館)。

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