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コリアうめーや!!

韓国が誇るスタミナメニュー

サムゲタン

2007年04月15日

 中華にしようか、カレーにしようか、それとも熱々のチゲでも食べようか。韓国料理店の数が日本でも増えるにつれて、ランチで韓国料理を楽しむという人が少しずつ増えてきた。韓国料理はもともとキムチやナムルといった副菜を多く提供するスタイルなので、たいていの料理はそのまま定食がわりになる。チゲだけでなく、チャプチェ(春雨いため)やプルコギ(牛焼肉)といった料理をメーンにすえてもいい。冷麺(めん)、ビビンバといった一品料理も定番メニューのひとつだ。

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 中でも特に目玉商品として多く見かけるのがサムゲタン(参鶏湯)だ。若鶏の腹にもち米や高麗人参(にんじん)、ナツメなどの漢方食材を詰めて煮込んだスープ料理。韓国でも昼食として食べられることが多く、ボリュームと栄養を兼ね備えたスタミナ料理として人気が高い。韓国料理としての知名度も高く、見た目が派手なのでごちそう感があるため、ランチの看板料理にはもってこいなのだろう。味付けは薄い塩味ながら、濃厚な鶏のうまみが楽しめる。コラーゲンたっぷりなので女性の人気も高い。

 ただし、若鶏とはいえ1羽まるごとだとボリュームがあるため、ランチで出されるのは鶏を半分にしたパンゲタン(半鶏湯)が多い。また、半分にすることで、高価な漢方食材を使用しつつも、1000円前後のランチ価格に収められるというメリットも大きいようだ。

 本格的なサムゲタンを食べたいのであれば、やはり専門店がおすすめだ。東京・新大久保にある「高麗参鶏湯」は漢方食材をふんだんに使ったサムゲタンを提供する店。キバナオウギや鹿角といった10種類の漢方薬を含む、30種類の材料をじっくり煮込んでスープを作る。食べる際はスプーンで鶏を突き崩し、漢方スープに鶏のうまみを加えて食べるのがおすすめとのこと。

 東京・銀座にある「韓国薬膳はいやく」もサムゲタンを看板メニューとしている。腹に具を詰めた鶏を真空パックにし、低温のまま2時間かけて火を通す「真空低温調理」が自慢。たんぱく質を壊さずに火を通すことができるほか、スープにうまみを逃がすことがない、と料理長が胸を張る。スープは鶏ガラと親鶏、漢方食材を9時間煮込んだもの。もち米のほかに紅麹(こうじ)を混ぜて使用しているのも特徴的だ。

 韓国が誇るスタミナメニューでちょっと贅沢な栄養補給。サムゲタンを食べて、午後への英気を養って欲しい。

●サムゲタンの魅力

 韓国では夏バテを防ぐ料理としての側面もあるサムゲタン。日本で土用の丑(うし)の日にウナギを食べるように、サムゲタンを食べる日というのも決まっている。夏至から立秋までの間に3度ある「庚(かのえ)」の日がその日にあたり、2007年の場合は7月15日、7月25日、8月14日の3日間。普段は並んで待つのが嫌いな韓国人も、この日ばかりはサムゲタン専門店に大行列を作る。

●店舗データ 地図

店名:高麗参鶏湯
住所:東京都新宿区大久保2―32―3リスボンビル2階
電話:03―3207―3323
http://www.samgetang.co.jp/

店名:韓国薬膳はいやく
住所:東京都中央区銀座4―10―10銀座山王ビル地下1階
電話:03―3547―3526
http://www.yakuzenhaiyaku.com/


プロフィール

八田 靖史(はった・やすし)
 コリアンフードコラムニスト。1976年生まれ。東京学芸大学アジア研究学科卒業。1999年より1年3カ月間韓国に留学し、韓国料理の魅力にどっぷりとハマる。2001年に韓国料理をテーマにしたメールマガジン「コリアうめーや!!」を創刊。同名のホームページ(http://www.koparis.com/~hatta/別ウインドウで開きます)も開設し、雑誌、新聞などでも執筆活動も開始する。著書に『八田式「イキのいい韓国語あります。」』『3日で終わる文字ドリル 目からウロコのハングル練習帳』『一週間で「読めて!書けて!話せる!」ハングルドリル』(いずれも学研)がある。日々、食べている韓国料理を日記形式で紹介するブログ「韓食日記」も運営中(http://koriume.blog43.fc2.com/別ウインドウで開きます)。 ※執筆者の新著が出ました。「魅力探求!韓国料理」(小学館)。

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