現在位置:asahi.com>国際>コリアうめーや!!> 記事 韓国人も驚く辛さ ブルダック2007年05月23日 韓国の大手飲食チェーン「Hong Cho ぶるだっく」が東京・渋谷にオープンしたのは2005年4月。店名の「ブルダック」が料理名でもあり、直訳すると「火の鶏」という意味になる。蒸した鶏肉を激辛ソースとからめ、直火で焼いた料理がブルダック。韓国料理といえばただでさえ辛いのが相場だが、ブルダックはその中でも群を抜いた辛さを誇る。チョンヤンコチュと呼ばれる特別な唐辛子が辛さの秘密で、韓国人でも食べられないと敬遠する人が少なくない。
ブルダックが韓国で人気を集めたのは2004年頃から。「Hong Cho ぶるだっく」はその火付け役ともいうべき存在で、2002年8月にソウルの新村(シンチョン)で創業して以来、急速に店舗を増やしていた。2004年の段階で100店舗を突破しており、現在も約160店舗を展開する業界最大手である。ブルダックにより火のついた激辛料理人気は、やがて他の料理にも派生し、激辛冷麺、激辛オデンなどの料理も生み出して、全国的なブームとなった。 その流れを受けて進出を果たしたのが「Hong Cho ぶるだっく」の日本1号店。それまでも韓国の飲食店が日本に進出したことはあったが、ブームの真っただ中にやってきた点が注目を集めた。韓国の人気料理をリアルタイムで日本でも味わえる。喜んだ韓国ファンは多かったが、その一方で、その猛烈な辛さが、果たして日本でも受け入れられるのかという懸念も大きかった。 「Hong Cho ぶるだっく」日本1号店の立ち上げからスタッフとした携わってきた田部井貴子さんは、「オープン当初こそ韓国人客のほうが多かったが、半年ほど経過した頃から徐々に日本人客が逆転していった」と語る。最初は辛くて食べられないとの声も多かったが、徐々に辛いものが好きな層を中心に浸透していった。韓国よりも若干辛さを控えめにし、日本オリジナルのメニューを作ったのも功を奏した。中でもクレープで包んで食べるブルダックは、その後、韓国へ逆輸入されていったほどのヒット商品となった。 現在は店舗数も増え、渋谷の1号店以外に赤坂店、町田店、大阪に茶屋町店、心斎橋店と、全部で5店舗が展開している。 韓国料理が日本で少しずつ注目を集めるようになって、韓国の大手チェーン店が日本に進出してくるケースは珍しくなくなってきた。料理の種類も多岐に渡り、焼肉のようなメジャーな料理を扱う店から、粥(かゆ)やフライドチキンといった、必ずしも韓国色の強くない料理を扱う店も進出してきている。ブルダックのような新進の個性的な料理が人気を得たのも、受け入れる土壌ができてきた証明だろう。 日韓における飲食業界の垣根も、少しずつ低くなってきているようだ。 ●ブルダックの魅力 韓国でブルダックと定番の組み合わせとして扱われているのがヌルンジ。1枚ずつ丁寧に焼かれたごはんのオコゲを鍋に入れ、水を加えて煮立てたものだ。味付けはされていないが、米のほのかな甘味があり、オコゲの香ばしさで口の中がさっぱりする。ブルダックの辛さをなだめるには最適とされ、韓国ではほとんどの人がブルダックと一緒に注文する。辛さにチャレンジしたい人は、保険としてヌルンジも頼むことをおすすめしたい。
●店舗データ 地図
店名:Hong Cho ぶるだっく渋谷店
店名:Hong Cho ぶるだっく赤坂店
店名:Hong Cho ぶるだっく町田店
店名:Hong Cho ぶるだっく茶屋町店
店名:Hong Cho ぶるだっく心斎橋店 プロフィール
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