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コリアうめーや!!

大人気「トッポッキ」

2008年04月26日

 韓国の町は屋台天国である。大通り沿い、繁華街の町角、駅周辺など。町を歩いていてちょっと小腹が空いたら、どこでも目についた屋台に入って軽食を味わえる。串に刺さったオデンや、ゴマ油で香りをつける韓国式の海苔巻き、辛いソースを塗った焼き鳥など。どれを食べようか目移りするほどだ。

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とっぽもっち池袋店

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とっぽもっち板橋店

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 中でも高い人気を誇るのがトッポッキ。うるち米で作った棒状の餅をコチュジャンベースの甘辛いソースで炒めた料理で、餅の柔らかな食感と、米のほのかな甘さがピリ辛のソースによく合う。トッピングとして茹で卵やオデンの練り物、インスタントラーメンなどを加えてもいい。韓国では若い世代の女性に人気が高く、午後の時間帯になると制服姿の女子校生たちが仲よくつついている光景も見かける。

 こうした韓国で定番の屋台料理を、最近は日本でも気軽に味わえるようになってきた。コリアンタウンとして知られる東京の新大久保では、トッポッキを提供する屋台風の店舗が大通り沿いに並んでいる。近隣にひしめく韓国家庭料理店でも、定番の一品としてメニューに掲げる店は多い。もともとトッポッキは韓流の引き金となった『冬のソナタ』にも登場しているなど、韓国ドラマ、映画内で頻繁に見かける料理であった。韓流ファンの要求にこたえる形で提供を始めた店も少なくなかった。

 それをさらに一段階進めた形で、ちょっと面白い試みが始まっている。2007年11月にJR板橋駅構内でオープンした「とっぽもっち」は、テイクアウト専門のトッポッキ店。店名の「とっぽもっち」は韓国語のトッポッキと、日本語の餅をつなぎ合わせた造語だ。

店頭の商品ケースをのぞいてみると、韓国で定番のコチュジャン味に加え、いろいろなバリエーションが用意されている。唐辛子を使わず醤油で味付けたトッポッキは、古くから韓国で作られてきた宮中式の味付け。日本人の好みを考慮して開発した、ショウガ醤油味、カレー味、きな粉と蜂蜜味など斬新なトッポッキも開発されている。

 2008年4月には2店舗目となる池袋店も営業開始。JR池袋駅の北口改札を抜けてすぐの好立地で、行き交う人たちの注目を集めている。5月下旬からは2週間の予定でJR赤羽駅にも出店予定とのこと。トッポッキの魅力がますます広く伝わっていきそうだ。

●トッポッキの魅力

 屋台料理としてのイメージが強いトッポッキだが、ソウルの新堂洞(シンダンドン)という町では鍋料理風に作る具の豪華なトッポッキが人気を集めている。屋台式のトッポッキにも入るオデンの練り物や、茹で卵、インスタントラーメンといった具に加え、キャベツ、長ネギ、ニンジンなどの各種野菜、チョルミョンと呼ばれるコシのある麺、揚げ餃子などが入る。普段は間食として食べられることの多い料理だが、新堂洞トッポッキは食事にもなる充分なボリューム。ひと味違ったトッポッキとして、ソウルに行く機会があったらぜひ試してみて欲しい。

●店舗データ 地図

店名:とっぽもっち板橋店
住所:JR板橋駅東口改札横
http://www.tokpomocchi.jp/
店名:とっぽもっち池袋店
住所:JR池袋駅北口改札前


プロフィール

八田 靖史(はった・やすし)
 コリアンフードコラムニスト。1976年生まれ。東京学芸大学アジア研究学科卒業。1999年より1年3カ月間韓国に留学し、韓国料理の魅力にどっぷりとハマる。2001年に韓国料理をテーマにしたメールマガジン「コリアうめーや!!」を創刊。同名のホームページ(http://www.koparis.com/~hatta/別ウインドウで開きます)も開設し、雑誌、新聞などでも執筆活動も開始する。著書に『八田式「イキのいい韓国語あります。」』『3日で終わる文字ドリル 目からウロコのハングル練習帳』『一週間で「読めて!書けて!話せる!」ハングルドリル』(いずれも学研)がある。日々、食べている韓国料理を日記形式で紹介するブログ「韓食日記」も運営中(http://koriume.blog43.fc2.com/別ウインドウで開きます)。 ※執筆者の新著が出ました。「魅力探求!韓国料理」(小学館)。

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