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マケイン氏、中立強調 民主泥仕合に漁夫の利狙う

2008年4月23日22時49分

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写真22日、オハイオ州の大学で演説を終え、支援者らに囲まれるマケイン氏=AP

 【フィラデルフィア=小村田義之】共和党の候補指名を確実にしているマケイン上院議員は22日、中傷合戦混じりの激しい戦いを繰り広げる民主党のオバマ、クリントン両上院議員について、「私は全く中立だ」と記者団に語り、「意中の対戦相手」については沈黙。自らの選挙戦を着実に進める姿勢を強調した。

 マケイン氏は「民主党の選挙戦の長期化も望んではいない」とも述べたが、実際にはこのままオバマ、クリントン氏の「泥仕合」が続けば、民主党のイメージが傷つき、マケイン氏が「漁夫の利」を得る可能性も指摘されている。ロイター通信によるとマケイン陣営はそんな民主党の状況に「満足」を表明。マーク・ソルター最高顧問は「どうかごゆっくり。何も急ぐことはない」と皮肉ったという。

 この日、ペンシルベニア州では共和党の予備選もあり、マケイン氏が73%の得票率で「1位」になった。だが、11月の本選挙に向けて動いているマケイン氏は、隣のオハイオ州で遊説中。21日には住民の7割を黒人が占める南部アラバマ州セルマを訪問。集まった約100人のほとんどが白人だったが、「私はすべての人々のための大統領になろうと思う」と、幅広く支持を求める姿勢をアピールした。

 「タイム・フォー・アクション」(行動の時)と銘打った選挙戦ツアーの皮切りで、マケイン陣営によると「米国の指導層に忘れられ、置き去りにされた」地域を回るのだという。05年に米南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」への対応の遅れが強い批判を浴び、深刻なレームダック(死に体)に陥ったブッシュ大統領との「違い」を打ち出すのが狙いとみられる。

 各種の世論調査によると、オバマ氏、クリントン氏のいずれと対戦した場合でも接戦が予想され、基盤固めとともに無党派層を引き寄せる必要もある。民主党候補指名レースが長期化するのを最大限に利用して、きめ細かな選挙戦に力を入れる構えだ。

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