【ニューヨーク=小村田義之】米大統領選の民主党候補者指名レースを1月に撤退したエドワーズ元上院議員は14日、オバマ上院議員を支持すると発表した。ヒラリー・クリントン上院議員の支持基盤である白人労働者層の人気を得ており、オバマ氏にとっては追い風となりそうだ。
エドワーズ氏は同日夕、ミシガン州で開かれたオバマ氏の集会で「民主党支持者はすでに選択をしたし、私もそうする」と支持を表明。「間もなくレースが終われば、民主党員は団結しなければならない」と述べた。11月の本選挙に向け、オバマ氏のもとで「一つの米国」を目指して結束する必要性を訴えた。
一方で、クリントン氏についても「鋼(はがね)の女性だ」「彼女はこの国のリーダーだ。それは夫(ビル・クリントン前大統領)の存在が理由ではない」などと称賛。泥沼化していた指名レースの軟着陸を図る姿勢を見せた。
前日のウェストバージニア州予備選ではクリントン氏が67%、オバマ氏が26%の得票で、41ポイントの大差がついた。クリントン氏が勢いを取り戻そうとした矢先の支持表明となり、オバマ氏は「失点」を回復した形となった。
エドワーズ氏は同予備選でいまだに7%の支持を得るなど、白人労働者層の支持が厚い。この日の演説では持論の貧困対策の重要性を唱え、「肌が何色であっても運命をコントロールはしない」と強調。人種にとらわれず、団結するよう呼びかけた。
エドワーズ氏は撤退前に19人の一般代議員を獲得したが、誰を支持するかはそれぞれの判断で決まる。