ポートマン前長官(共和)
ロムニー前州知事(共和)
セベリウス州知事(民主)
【ブリストー(米バージニア州)=小村田義之】米大統領選は民主党のオバマ上院議員(46)、共和党のマケイン上院議員(71)による対決の構図が固まり、副大統領候補選びが注目され始めた。それぞれの弱みを補い、強みを伸ばす人物は、元軍人か、女性か、あるいは経済通か――。
ヒラリー・クリントン上院議員(60)の「ドリームチケット」(夢の顔ぶれ)が話題になっているが、オバマ氏は「副大統領選びで仮定の話はしない。これから出てくる憶測はすべて間違いだ」と口を閉ざしたままだ。
5日、バージニア州で遊説したオバマ氏とともに壇上に並んだのは地元のジム・ウェッブ上院議員(62)。共和党のレーガン政権で海軍長官を務めたが、イラク戦争に反対して民主党にくら替え。ベトナム戦争の英雄のマケイン氏と比べ、安全保障での「経験不足」が弱みのオバマ氏を、やはりベトナム戦争の英雄ウェッブ氏が補完するのでは、との観測がある。
女性を起用する案も。クリントン氏のほか、共和党が強い中西部で民主党の勢力を伸ばしてきた女性のセベリウス・カンザス州知事(60)の名が浮上している。
「大技」としては、共和党でイラク戦争に反対してきたヘーゲル上院議員(61)と組む案も。ヒスパニックのリチャードソン・ニューメキシコ州知事(60)や、外交通のバイデン上院外交委員長(65)の名も挙がる。
ワシントンの政界関係者の声を集めたナショナル・ジャーナル誌の「インサイダー・ポール」によると、副大統領候補にクリントン氏を予測する声が17%でトップ、セベリウス氏は12%、バイデン氏とウェッブ氏らが9%で続く。
一方、共和党のマケイン氏。経済政策が弱点といわれてきただけに、経済通とされるロムニー前マサチューセッツ州知事(61)や、ブッシュ政権のポートマン前行政管理予算局長官(52)が期待されている。ポーレンティー・ミネソタ州知事(47)、クリスト・フロリダ州知事(51)、インド系で若手のジンダル・ルイジアナ州知事(36)らの名も取りざたされる。