【ワシントン=小村田義之】24日付の米紙ニューヨーク・タイムズは米大統領選について社説を掲載し、「困難な時代に、新たな大統領の選択は簡単だ。2年間に及ぶ厳しい醜悪な選挙戦を通じて、オバマ氏は正しい選択だと証明された」として、民主党の大統領候補オバマ上院議員を支持する考えを表明した。
社説では「今年は国の将来が救われるか否かの瀬戸際にある」「ブッシュ大統領の失政で米国は打ちのめされ、漂流している」と指摘。オバマ氏を「挑戦に次ぐ挑戦を受けてリーダーとして成長し、当初に約束した希望と変革に肉付けをしている」「冷静な頭脳と健全な判断力を示してきた」と絶賛している。
同紙は共和党の候補者指名争いでマケイン氏を支持したが、本選挙での戦いぶりを「党派的な分裂と階級闘争に陥り、人種差別の暗示さえあった」と批判。副大統領候補のペイリン・アラスカ州知事の起用について「明らかに不適当であり、ご都合主義と判断の誤りを示す最後の幕だった。(マケイン氏の)26年間の議会生活の業績の輝きを失わせた」と切り捨てた。
ワシントン・ポスト、シカゴ・トリビューン、ロサンゼルス・タイムズなど米有力紙は、オバマ氏への支持で足並みをそろえている。