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アメリカ観選記

「敗者はロシアか」@モスクワ

2008年02月26日

 3月2日実施のロシア大統領選に立候補しているジュガノフ共産党委員長が、記者会見でこぼした。「米国のテレビは大きく自国の大統領選を報じているというのに、ロシアは毎朝大雪の話題だ」

 ロシアも4年に1度の大統領選の最中。だがロシア紙は「両国の大統領選には『選挙』という呼び名以外、何一つ共通点がない」と評する。

 プーチン大統領から後継指名されたメドベージェフ氏は当選が約束されており、テレビ討論では落選確実な3候補が議論を戦わせている。

 ジャーナリストのキセリョフ氏は「米国では誰が当選するか分からないからといって国の安定が揺らぐとは夢想だにしないのに」と、当選者を事前に用意する「ロシア式民主主義」を嘆く。

 ロシアのメディアは足元の大統領選よりも米国の大統領選の報道に熱心だ。特に民主党のクリントン、オバマ両氏の激戦にはスポーツ観戦のような好奇心が集まる。

 ただ、民主、共和両党のどの候補も、ミサイル防衛(MD)など米ロが対立する問題を巡っては立場の違いがほとんど無いとあって、新政権下での米ロ関係改善には悲観論が広がっている。「米大統領選の敗者はロシアになるだろう」というのがロシア紙の「読み」だ。

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