写真・図版 6月24日、シンガポールのリー・シェンロン首相は、日本やその近隣諸国が、第2次世界大戦を克服すべきだとの見方を示した。4月撮影(2014年 ロイター/Samsul Said)

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 [ワシントン 24日 ロイター] - シンガポールのリー・シェンロン首相は24日、日本やその近隣諸国が、第2次世界大戦を克服すべきだとの見方を示した。その当時の問題を取り上げ続ければ、関係が「損なわれたまま」になると指摘した。

 リー・シェンロン首相はワシントン訪問中にシンクタンクで、「中国とだけではなく、韓国との関係に日本が苦慮する理由の1つは、第2次世界大戦当時やその前に戻るような問題が再度浮上していることにある」と指摘。欧州が戦後たどったような道を進むことができていないと述べた。

 リー・シェンロン首相は「日本側の選択次第だ」とし、「慎重かつ熟慮を重ねて行動し、近隣諸国との関係発展に取り組む」よう、米国が日本を促すと確信していると述べた。

 リー・シェンロン首相は、大戦の過去は韓国や中国にとっても問題だと指摘。「第2次世界大戦を克服できない限り、また問題を追及する姿勢を改めて、従軍慰安婦問題や侵略の歴史をこれ以上取り上げないようにしない限り、引き続き(関係を)損なうことになる」と述べた。