写真・図版 2月7日、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、シリア政府が首都ダマスカス近郊セドナヤの軍刑務所で組織的な拷問を行い、最大1万3000人を秘密裏に絞首刑にしたとする報告書を発表した。写真はシリア国旗。イエメンの首都サヌアで2014年5月撮影(2017年 ロイター/Mohamed al-Sayaghi)

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 [ベイルート/ジュネーブ 7日 ロイター] - 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは7日、シリア政府が首都ダマスカス近郊セドナヤの軍刑務所で組織的な拷問を行い、最大1万3000人を秘密裏に絞首刑にしたとする報告書を発表した。

 シリアの司法省は、これを否定。完全に「真実性が欠如」していると非難した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が7日、伝えた。

 アムネスティは、元看守や元収容者など84人の証言を基に報告書を作成した。2011年から2015年まで毎週20─50人が絞首刑に処せられ、計5000─1万3000人が処刑された。遺体はダマスカス郊外の大規模墓地に埋められ、家族に処刑が知らされることはなかったという。

 「犠牲者の大多数は、反体制派とみられる民間人」で、食料や水、医療品も与えられず、拷問で自白を強要され、軍事裁判にかけられたという。

 アムネスティは、処刑が現在も続いている可能性があり、戦争犯罪に当たるとして、国連にさらなる調査を求めた。国連は昨年、大勢の目撃者の証言を基に、同様の報告書を発表している。