写真・図版 6月14日、イタリアのセンティナイオ農林相(写真)は、同国は欧州連合(EU)がカナダと締結した、包括的経済・貿易協定(CETA)を批准しない意向を示した。写真はローマで1日撮影(2018年 ロイター/Alessandro Bianchi)

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 [ミラノ 14日 ロイター] - イタリアのセンティナイオ農林相は14日、同国は欧州連合(EU)がカナダと締結した、包括的経済・貿易協定(CETA)を批准しない意向を示した。世界的な貿易摩擦が強まり、ここ数年で最大のEUの自由貿易協定(FTA)が破談となる可能性が浮上している。

 CETAの発効にはEUに加盟する全28カ国の批准が必要。

 センティナイオ氏は伊紙スタンパのインタビューで、CETAはイタリアの特産品の保護を十分に保証していないため、政権は議会に対してCETAを批准しないよう要請すると明らかにした。

 「われわれはカナダとの自由貿易協定を批准しない。CETAはEUの原産地呼称保護制度(PDO)や地理的表示保護制度(PGI)をごく一部しか守っていない」と批判した。 

 EU欧州委員会は、CETAが相互にとって有益な貿易協定となるよう、加盟国と緊密に取り組んできたと説明した。