写真・図版 8月9日、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を過去最低の1.75%に据え置くとともに、2020年まで同水準で維持すると表明した。写真はウェリントンの同行本店。昨年7月撮影(2018年 ロイター/David Gray)

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 [ウェリントン 9日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は9日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を過去最低の1.75%に据え置くとともに、2020年まで同水準で維持すると表明した。従来見込みよりも長い期間、現状維持する方針を示したことから、NZドルは下落した。

 オア総裁は声明で「2019年、そして2020年までOCRを現行水準で維持すると予想する。5月の声明で予想したよりも長期間となる」と説明した。

 5月の声明では、19年末頃に金利を引き上げるとの見通しを示していた。

 NZドル<NZD=D4>は、中銀のハト派的見通しを受けて1カ月ぶりの安値である0.6710米ドルを付けた。

 中銀はまた、2019年の国内総生産(GDP)成長率見通しを3.1%から2.6%に引き下げた。

 ウエストパックの首席エコノミスト、ドミニック・スティーブンズ氏は「中銀は従来、非現実的なほど高い成長率を予想していたが、鈍化を認識して対応を取った」と分析。

 中銀の前回6月会合以降、企業の景況感は大幅に悪化しており、設備投資が今後鈍り、GDP成長率を押し下げるとの懸念が出ている。

 オア総裁は「リスクは依然、われわれの中心的見通しに沿っている」と指摘。「足元の成長鈍化は長期化する可能性がある。弱い景況感は雇用と投資計画に影響を及ぼし得る」との見方を示した。

 中銀は一方、コアインフレ率が中銀の目標レンジの中心である2%に回帰しつつあることを示す「歓迎すべき」初期の兆候があると強調した。

 オア総裁は記者会見で「金利変更は急がない」と述べるとともに、利上げまたは利下げのリスクは極めて均等にバランスしているとの認識を示した。