写真・図版ロシアのプーチン大統領は10日、大統領任期制限の撤廃は可能との認識を示し、2036年までの続投に道を開いた(2020年 ロイター/SPUTNIK)

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 [モスクワ 10日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は10日、大統領任期制限の撤廃は可能との認識を示し、2036年までの続投に道を開いた。

 プーチン大統領は下院で演説し、与党「統一ロシア」のテレシコワ議員が提案した過去の大統領の任期をゼロにリセットする内容を盛り込んだ憲法改正案に懸念をにじませつつも、「現職を含め、大統領の任期制限を撤廃する案は基本的に可能だ。しかし、憲法裁判所が合憲と判断することが条件になる」と述べた。

 改憲の是非を問う4月の全国投票で支持されれば、プーチン大統領は24年の任期満了後、通算5期目の出馬が可能となり、当選すれば36年まで連続2期(計12年)の続投も可能となる。

 36年まで現職にとどまれば、現在67歳のプーチン氏は83歳となる。

 下院はこの日、テレシコワ議員の修正案を盛り込んだ憲法改正関連法案を承認した。

 野党のアレクセイ・ナワリヌイ氏は、プーチン氏が終身大統領になろうとしていると指摘。同氏と関係が深いイワン・ジダーノフ氏も、憲法上のクーデターだと批判した。

 反対派勢力は支配層エリートの利益のための憲法改正に抗議するデモを計画していることを明らかにした。3月21日のデモ実施について、許可を申請した団体もある。

 *内容を追加しました