写真・図版 4月30日、トランプ米大統領は、2016年大統領選挙を巡るロシアの干渉疑惑で主要な捜査対象となり、虚偽の説明をしたとして解任したマイケル・フリン元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を政権内の役職に再起用することを検討していると表明した。2018年12月、米首都ワシントンで撮影(2020年 ロイター/Jonathan Ernst)

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 [ワシントン 30日 ロイター] - トランプ米大統領は30日、2016年大統領選挙を巡るロシアの干渉疑惑で主要な捜査対象となり、虚偽の説明をしたとして解任したマイケル・フリン元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を政権内の役職に再起用することを検討していると表明した。

 大統領は記者団に対し「確実に(再起用を)検討する。彼は立派な男だと思う」と述べた。再起用する具体的な役職には触れなかった。

 フリン氏はモラー特別検察官(当時)が起訴した偽証の罪を認めた。ただ現在は偽証はなかったと主張しており、罪状を認めた答弁の取り消しを求めている。

 司法省が4月29日に開示した連邦捜査局(FBI)の内部文書によると、FBI当局者はロシア疑惑捜査でフリン氏を2017年1月に聴取する準備を進める際、同氏に刑事責任に問われる可能性を警告するかどうかなどを話し合っていた。

 大統領はこの文書について、フリン氏が被害者だったことを示していると指摘。「彼は無実が証明されるプロセスにある。昨日の文書をみれば、全くの無実だ」と述べた。

 フリン氏はロシアのキスリャク駐米大使(当時)との協議内容についてペンス副大統領に誤った説明をしたことが分かり、大統領補佐官の職を追われた。トランプ大統領は2017年、ペンス氏とFBIに虚偽の説明をしたためフリン氏を解任したとしていた。