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 [パリ 2日 ロイター] - フランスの警察当局は2日、2016年に警察に逮捕され、拘束中に死亡した黒人男性を巡る追悼デモを禁止すると発表した。

 アダマ・トラオレさん(当時24)は16年7月、パリ北西のバルドワーズ県で口論を理由に警察に逮捕され、その後、車両で警察署に移送中に死亡した。

 家族側はトラオレさんが警察によって殺されたと主張。これに対し警察当局は、検視で遺体に目立った暴行の跡は見られなかったが、本人は重篤な感染症を発症していたと報告した。この対応に住民の怒りが爆発し、数日間にわたって暴動が起きた。

 今回の追悼デモ禁止について、警察当局は声明で、社会不安に加え、新型コロナウイルス感染を引き起こす恐れがあると説明。ただ、米国では白人警官による黒人暴行死をきっかけに全米各地で抗議活動が拡大しており、デモの飛び火を警戒しているもようだ。