写真・図版 11月18日、過激派組織「イスラム国」の宣伝や勧誘の通信手段として、ロシアで考案された携帯用メッセージングアプリ「テレグラム」が多用されている。パリで撮影(2015年 ロイター/Benoit Tessier)

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 [18日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」の宣伝や勧誘の通信手段として、ロシアで考案された携帯用メッセージングアプリ「テレグラム」が多用されている。

 2年前に登場した「テレグラム」は動画やテキスト、音声メッセージを手軽にアップロードし共有できる、高度に暗号化されたアプリとして人気が高まった。現在、世界全体でアクティブユーザーが6000万人いるとされる。

 セキュリティー専門家によると、イスラム国は9月に導入された新機能を利用して、ニュースを発信し、軍事的な成果や説教のビデオを共有しているという。13日に発生したパリ同時多発攻撃や先月エジプト・シナイ半島で起きたロシア旅客機の墜落事件の犯行声明もテレグラムを通じて発表された。

 イスラム国に対し、米短文投稿サイトのツイッターなど主要ソーシャルメディアの使用を阻止する包囲網が強まる中で、テレグラムがメディア発信のツールとして浮上したようだ。

 米民間情報機関フラッシュポイントのテロ対策アナリスト、Alex Kassirer氏は、テレグラムのブロードキャスト機能を通じ、イスラム国が仲間を勧誘し、感化し、士気を鼓舞する目的で発信を続けていると指摘する。