写真・図版 8月3日、北朝鮮は、弾道ミサイル1発を西部から東岸沖に向け発射した。韓国軍合同参謀本部によると、ミサイルは黄海南道から発射されたという。写真の北朝鮮国旗はスイス・ジュネーブ北朝鮮政府代表部で2014年10月撮影(2016年 ロイター/Denis Balibouse)

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 [ソウル/ワシントン 3日 ロイター] - 北朝鮮は3日、弾道ミサイル1発を西部から東岸沖に向け発射した。日本の防衛省によれば、弾道ミサイルは秋田県男鹿半島沖の西方250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられている。

 北朝鮮の弾道ミサイルの弾頭部分が、日本のEEZ内に着水したのは初めて。先端を覆うカバーなどの部品は、1998年に太平洋、2009年に日本海のEEZに落ちたことがある。

 安倍晋三首相は3日、北朝鮮の弾道ミサイル発射について「日本の安全保障上の重大な脅威で、許しがたい暴挙」と非難した上で、米国・韓国と連携し毅然(きぜん)と対応すると述べた。

 安倍首相は「明白な国連安保理決議違反であり、北朝鮮に対し断固抗議した」と記者団に語った。 

 韓国軍合同参謀本部によると、ミサイルは日本時間午前7時50分ごろに黄海南道から発射されたという。韓国の聯合ニュースは、韓国政府関係者の情報として、発射されたのは「ノドン」と推定される中距離ミサイルと報じている。

 韓国軍合同参謀本部は声明で今回の弾道ミサイル発射について「近隣諸国を攻撃し、港や飛行場といった韓国内の複数の場所を標的とする」北朝鮮の野心を示している、とした。

 北朝鮮は7月19日にも弾道ミサイル3発を発射した。米韓両国政府は、最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を在韓米軍に配備することに合意、北朝鮮は強く反発している。

 米国務省は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとする情報は把握しており、強く非難すると述べた。

 メーソン報道官は「同盟国やパートナー国と協力し、北朝鮮のさらなる挑発行為に対処する準備はできている」とした上で、今回の弾道ミサイル発射は北朝鮮の行動に対抗しようとする国際社会の決意を強めるだけだと述べた。

 *内容を更新しました。