写真・図版 8月10日、最新世論調査で、共和党員の約2割がドナルド・トランプ氏(写真左)の撤退を望むことがわかった。写真右はヒラリー・クリントン氏。フロリダ州で3月撮影(2016年 ロイター/Scott Audette (L), Javier Galeano (R))

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 [ニューヨーク 10日 ロイター] - ロイター/イプソスが10日発表した米大統領選に向けた最新の世論調査から、共和党員の約2割が同党の大統領候補ドナルド・トランプ氏が選挙戦から撤退することを望んでいることがわかった。共和党内でトランプ候補をめぐる亀裂が深まっている状況が浮き彫りとなった。

 396人の共和党員を対象に5─8日に実施された調査によると、19%がトランプ氏は撤退すべきと回答。10%は「分からない」、70%は「とどまるべき」と回答した。

 また、一般有権者1162人を対象とした調査からは、44%がトランプ氏が撤退すべきと考えていることが明らかになった。

 トランプ氏の挑発的な発言や政策提案を理由に、これまでに多くの共和党の主要メンバーが同氏への不支持を表明してきている。今週には、対抗馬の民主党候補ヒラリー・クリントン氏が米最高裁判事にリベラル派を指名することについて、銃規制反対派が阻止する可能性があると発言。前月には、イラクで戦死したイスラム教徒の米兵士の遺族を中傷したとし、物議を醸していた。

 同党のスーザン・コリンズ上院議員は8日、トランプ氏の米兵士遺族への中傷を理由に、同氏を支持しない意向を表明。また、国家安全保障専門家50人は公開書簡に署名し、同氏が大統領としての「人格、価値観、経験に欠如している」とし、不支持を表明した。

 ただ、クリントン氏が大きな人気を集めているというわけでない。

 ロイター/イプソスの調査によると、有権者の53%がクリントン氏を「好ましくない」と回答している。トランプ氏を「好ましくない」とする回答は約63%。

 9日公表された調査では、クリントン氏が支持率でトランプ氏を7%ポイント超引き離し、これまでの3%ポイントからリードを広げている。

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