写真・図版 9月20日、自民党は午後、党本部で総裁選の投開票を実施した。安倍晋三首相が石破茂元幹事長を破り、連続3選が決まった。投票する同首相(左)。都内の自民党党本部で撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

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 [東京 20日 ロイター] - 自民党は20日午後、党本部で総裁選の投開票を実施した。安倍晋三首相が石破茂元幹事長を破り、連続3選が決まった。獲得票は安倍氏が553票、石破氏が254票で、安倍首相が主要派閥を押さえて圧勝した。ただ、石破陣営も目標とする200票を上回り善戦した。

 安倍首相は国会議員票で329票、地方票で224票を獲得。石破氏は国会議員票73票、地方票181票を獲得した。投票は100万人強の党員・党友の票を換算しなおした地方票405、国会議員票405のうち合計807票の有効票で争った。

 安倍首相には麻生派や二階派など主要派閥が早くから支持を表明し、議員票の8割を押さえ、当初から圧勝を目指していた。しかしアベノミクスの恩恵が必ずしも及んでいない地方では、石破氏の人気も根強く、地方票では接戦となった。地方議員に対する安倍陣営による激しい締め付けが報道されたことも影響した可能性がある。安倍陣営は、地方票の獲得目標とした55%(222票)はクリアーした。

 国会議員票では、石破氏は自身の派閥と参院竹下派を中心に50議席程度と予測されていたが、上積みされた。20日は従来投票先を公表してこなかった小泉進次郎筆頭副幹事長が石破氏支持を表明し、影響が注目されていた。

 当初は「95対5の戦い」(竹下派)と見られていた石破氏が善戦したことで、安倍政権としても人事・政策面で石破陣営に一定の配慮を行なう可能性がある。この結果、憲法改正や外交、財政・金融政策など重要テーマでは、政策運営が難しさを増す可能性がある。半面、来年の統一地方選や参院選に向けて対野党で厚みのある党内議論も期待できそうだ。

 安倍総裁は午後6時から記者会見する。

 *内容を追加します。

 

 (竹本能文)