写真・図版 11月13日、菅義偉官房長官は午後の会見で、同日の安倍晋三首相と訪日中のペンス米副大統領との会談に関連し、貿易交渉において日米間の認識に齟齬(そご)はないと語った。写真は首相官邸で昨年5月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

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 [東京 13日 ロイター] - 菅義偉官房長官は13日午後の会見で、同日の安倍晋三首相と訪日中のペンス米副大統領との会談に関連し、貿易交渉において日米間の認識に齟齬(そご)はないと語った。9月の日米首脳会談において交渉入りで合意した物品貿易協定(TAG)は、包括的な自由貿易協定(FTA)とは異なるものだとあらためて強調した。

 ペンス副大統領は安倍首相との共同記者発表で、日本は米国にとって不可欠な貿易パートナーであるとしつつ、「米国はあまりに長く日本との貿易不均衡を抱えてきた」と指摘し、自由・公平・互恵的な貿易を日本と実現するには「2国間貿易協定が最良の選択」と語った。

 米国側は、サービスも含めたFTAに近い協定を想定している可能性があるが、菅長官は「日米間の交渉については、9月の日米共同声明に従って行うことで一致している。この点について日米の間に認識の齟齬はない」と指摘。

 これまで他国と結んできたFTAは物品に加えてサービス全般のほか、知的財産や競争など「幅広いルールを協定に盛り込むことを、交渉を開始する段階から明確に目指してきた」とし、「今後の日米間の交渉で目指すものは、包括的なFTAとは異なるものだ」と語った。

 

 (伊藤純夫)