写真・図版 11月26日、中国の解振華・気候変動事務特別代表(写真)は、既存の温室効果ガス削減目標の達成に向けて取り組み、目標を上回る成果を上げるために尽力すると表明した。北京で撮影(2018年 ロイター)

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 [北京 26日 ロイター] - 中国の解振華・気候変動事務特別代表は26日、既存の温室効果ガス削減目標の達成に向けて取り組み、目標を上回る成果を上げるために尽力すると表明した。

 「われわれの約束は100%達成し、さらにそれを上回る結果を出すために力を尽くす」と述べた。ポーランドのカトビツェで気候変動枠組み条約締約国会議が開かれるのを前に記者団に語った。

 中国は地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」で、二酸化炭素(CO2)排出量を2030年前後までに減少に転じさせると約束している。

 同代表は「我々は多くの問題、多くの困難に直面しているが、我々の目標と決意は変わらない」と述べた。

 ただ、海外の研究報告によると、中国のCO2排出量はすでに2013年に9.53ギガトンでピークに達した後、その後3年間は減少しており、中国の目標が低すぎるとの見方も出ている。

 中国は世界最大のCO2排出国。トランプ米大統領は昨年、パリ協定が中国に甘すぎるとして同協定からの離脱を表明した。

 同代表は、米国の協定離脱で多くの国の自信と決意が揺らいだが、その影響は薄れつつあると表明。中国独自のクリーンエネルギー開発に向けた取り組みは揺らがないと語った。

 同代表によると、中国は二酸化炭素(CO2)排出量を2020年までに、国内総生産(GDP)原単位(一定のGDPを創出する際に排出するCO2の量)で、2005年比40―45%削減する目標をすでに達成した。 

 同代表は、先進国がパリ協定を順守し、途上国に約束した金融・技術支援を提供することを期待するとも発言。今週の20カ国・地域(G20)会議で気候変動対策への決意を再確認すべきだとの認識も示した。

 *内容を追加しました。