写真・図版 7月5日、オーストラリアのダットン内相は、北朝鮮の拘束から解放された同国の学生、アレック・シグリーさん(写真右から2人目)について、北朝鮮に戻るべきではないと訴えた。写真は羽田空港に到着したシグリーさん。(2019年 ロイター/Issei Kato)

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 [シドニー/ストックホルム 5日 ロイター] - オーストラリアのダットン内相は5日、北朝鮮の拘束から解放された同国の学生、アレック・シグリーさんについて、北朝鮮に戻るべきではないと訴えた。

 シグリーさんは平壌の金日成総合大学で現代朝鮮文学を学んでいたが、6月25日から連絡が途絶えていた。4日に北朝鮮から中国へ出国した後、日本人の妻と再会するため日本に移動した。羽田空港で記者団からの質問には応じなかった。

 ダットン内相は豪テレビ局に「日本にとどまるか、韓国に戻るか、オーストラリアに帰国することを強く勧める。これら全てが北朝鮮に戻るよりも優れた選択肢だ」と指摘。「彼が同じ状況に再び身を置くとは思わない。全く違う結果を招いた可能性だってある」と述べた。

 シグリーさんの拘束や解放を巡る状況は不明なままとなっている。

 平壌に外交代表部を持たない豪政府の代わりにシグリーさんの解放を働き掛けたスウェーデンのハシュテッド特使はロイターの電話取材に対し、拘束の詳しい状況は教えられないと述べた。

 「私が唯一言えることは、北朝鮮がわれわれの主張を聞き入れる用意があったことと、これほどまで早い解決をわれわれは歓迎する。全当事者にとっていいことだ」と述べた。