写真・図版7月29日、ロシアの反政権指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が、急性アレルギー症状の治療を終えて退院し、毒物を投与された可能性があるとの考えを示した。写真は20日にモスクワで撮影(2019年 ロイター/Shamil Zhumatov)

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 [モスクワ 29日 ロイター] - ロシアの反政権指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が29日、急性アレルギー症状の治療を終えて退院し、毒物を投与された可能性があるとの考えを示した。担当弁護士も主治医も、この見方に賛同している。

 抗議行動で法に抵触したとして30日の禁錮刑を受けていたナワリヌイ氏は28日、広報担当者によると「顔の深刻な腫れと皮膚の赤み」により刑務所からモスクワ市内の病院に搬送された。

 病院は29日、容態が改善したことから刑務所に送還したとしたうえで、守秘義務を理由に症状の原因の推定は公表できないと説明した。

 治療にあたった病院の医師の1人は記者団に、ナワリヌイ氏に毒物が投与されたとする見方は「証明されていない」とし、命に別状はないと述べた。

 一方ナワリヌイ氏はソーシャルメディアで、ロシア当局は刑務所内で同氏に毒物を投与するような愚か者だと投稿した。

 同氏の担当弁護士は記者団に、「現実に、正体不明の化学物質を投与された。ただ物質はまだ特定されていない」と述べた。