写真・図版 8月13日、アジア新興国通貨は、大半が下落した。長期化する米中貿易摩擦と、アルゼンチンペソの急落を背景に、投資家のリスク許容度が低下した。写真はインドルピー。昨年10月にアフマダーバードで撮影(2019年 ロイター/Amit Dave)

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 [13日 ロイター] - アジア新興国通貨は13日、大半が下落した。長期化する米中貿易摩擦と、アルゼンチンペソの急落を背景に、投資家のリスク許容度が低下した。また、シンガポール政府が2019年の成長率見通しを下方修正したことも、アジア通貨への一段の重しとなっている。

 アルゼンチンペソは対ドルで15%超下落した。週末行われた大統領選予備選挙では、野党候補のフェルナンデス元首相が現職マクリ大統領を抑えて首位となり、マクリ氏の再選が危ぶまれる状況となった。

 シンガポールは13日、第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値が季節調整済み前期比年率で3.3%減となったことを受け、2019年の成長率見通しを下方修正した。世界経済の悪化が予想されるとも指摘した。政府は2019年成長率の予想レンジを従来の1.5─2.5%から0─1%に引き下げた。

 みずほ銀行のビシュヌ・バラサン氏は「シンガポールの成長率見通し引き下げは、世界が一段の状況悪化に身構えていること示す最も顕著な兆し」と指摘した。

 きょうのアジア通貨の下落を主導しているのはインドルピー<INR=IN>で、一時は0.6%安の1ドル=71.190ルピーと、2月28日以来の安値水準に沈んだ。

 

 0429GMT(日本時間午後1時29分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場は以下の通り。

 

 *Previous dayは各通貨のオンショア市場引け値。ただし円とシンガポールドルは前日NY市場引け値。

 

 Currency Latest bid Previous day Pct Move 

 Japan yen 105.480 105.29 -0.18 

 Sing dlr 1.388 1.3867 -0.07 

 Taiwan dlr 31.439 31.400 -0.12 

 Korean won 1218.700 1216.2 -0.21 

 Baht 30.780 30.72 -0.19 

 Peso 52.120 52.16 +0.08 

 Rupiah 14280.000 14245 -0.25 

 Rupee 71.045 70.80 -0.34 

 Ringgit 4.191 4.183 -0.19 

 Yuan 7.063 7.0585 -0.07 

 

 Change so far in 2019 

 Currency Latest bid End 2018 Pct Move 

 Japan yen 105.480 109.56 +3.87 

 Sing dlr 1.388 1.3627 -1.80 

 Taiwan dlr 31.439 30.733 -2.25 

 Korean won 1218.700 1115.70 -8.45 

 Baht 30.780 32.55 +5.75 

 Peso 52.120 52.47 +0.67 

 Rupiah 14280.000 14375 +0.67 

 Rupee 71.045 69.77 -1.79 

 Ringgit 4.191 4.1300 -1.46 

 Yuan 7.063 6.8730 -2.69