写真・図版ドイツのメルケル首相は20日、英国の欧州連合(EU)離脱で争点となっているアイルランド国境問題を巡って、EUは「実務的な解決策」を検討する用意があるものの、メイ前首相と合意した離脱協定案を見直すつもりはないという考えを示した(2019年 ロイター/INTS KALNINS)

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 [レイキャビク(アイスランド) 20日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は20日、英国の欧州連合(EU)離脱で争点となっているアイルランド国境問題を巡って、EUは「実務的な解決策」を検討する用意があるものの、メイ前首相と合意した離脱協定案を見直すつもりはないという考えを示した。

 首相は当地での記者会見で、1998年の聖金曜日協定(ベルファスト合意)の維持やEU市場の国境定義に関して実務的な合意が得られれば、バックストップ(安全策)は必要なくなると指摘。「われわれは当然、実務的な解決策を検討するし、これまで述べてきたように、解決策を見つける意思があれば短期的で実行することが可能だ。EUは解決策を模索する用意がある」と語った。

 同時に、すでに合意した離脱協定案を再検討する必要はないとも述べ、離脱後の英・EU関係の道筋を示した「政治宣言」が焦点になるという見方を明らかにした。