写真・図版 9月11日、トランプ米大統領(写真)は、ホワイトハウスで記者団に対し、中国が一部の米国製品を追加関税対象から除外すると発表したことについて「大きな動き」であり、米中通商協議を前にした「良いしぐさ」として歓迎する意向を示した。同日ワシントンで撮影(2019年 ロイター/LEAH MILLIS)

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 [ワシントン/北京 11日 ロイター] - トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスで記者団に対し、中国が一部の米国製品を追加関税対象から除外すると発表したことについて「大きな動き」であり、米中通商協議を前にした「良いしぐさ」として歓迎する意向を示した。

 トランプ氏はその後、米政府が10月1日に予定していた一部中国製品への関税引き上げを10月15日に延期したと、ツイッターで明らかにした。

 両国は貿易摩擦解消に向け、9月半ばにワシントンで次官級協議を行い、10月に閣僚級協議を行う予定だが、日時は公表されていない。

 トランプ氏はイベントの席で「中国がいくつかの動きを見せた。それはとても良いものだった」とした上で「大きな動き」だと評価。「私は中国と取引しているし、彼らのことを知ってる。私は彼らのことが好きだ。われわれは何かやれると希望している」と語り、合意実現に期待を込めた。

 中国財政省は11日、米国からの輸入品に対する追加報復関税について、16品目を免除の対象とすると発表。これには乳清(ホエイ)やフィッシュミールなどの飼料や一部の抗がん剤、潤滑油などが含まれる。免除は9月17日から来年9月16日までの1年間適用される。

 トランプ氏は11日、米政府が2500億ドル相当の中国製品に対する関税の引き上げ時期を10月1日から10月15日に延期することで合意したとツイート。延期は「友好の意思表示」とした。

 トランプ氏は延期について、中国の劉鶴副首相の要請に基づくものだとし、中国が建国70周年を迎えることも理由に挙げた。

 対象の中国製品への関税は25%から30%に引き上げられる予定だった。

 双方の譲歩で、通商協議の前に緊張が和らぐ可能性はある。だが、専門家の間で米中の早期合意に懐疑的な見方は根強い。

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