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 [北京 10日 ロイター] -中国農業大学の柯炳生学長は、中国の遺伝子組み換え作物(GMO)研究予算が過去4年間で80%減少したと明らかにした。中国は食糧の安全保障向上のためGMO技術を推進してきたが、国民の懸念も根強い。

 柯炳生学長は先週、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、李克強首相を前に講演した。中国農業大学がこのほど、この講演原稿を公開した。柯炳生学長は全人代の諮問委員会のメンバーを務めている。

 柯炳生学長によると、2013年の中国のGMO研究支出は4億元(6538万ドル)程度となり、2010年の20億元から減少した。

 学長は、急速に都市化が進む中国では、縮小する農地や水資源からの食料生産を増やす必要があり、GMOなどの農業技術は不可欠と強調。「GMO技術は収穫量や効率性向上の点で非常に重要」と述べた。

 中国政府は、2008年に立ち上げた12カ年プログラムの下、GMO研究向けに260億元の当初予算をつけることに合意した。柯炳生学長は、GMO研究予算が減少している理由には言及していない。