写真・図版4月1日、マレーシア当局は、消息を絶ったマレーシア航空H370便の操縦室と地上管制との間の最後の交信記録を公開した。写真は北京市内のホテルに設置された乗客へのメッセージボードを見つめる家族(2014年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

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 [クアラルンプール/パース 1日 ロイター] -マレーシア当局は1日、消息を絶ったマレーシア航空<MASM.KL>(MAS)MH370便の操縦室と地上管制との間の最後の交信記録を公開した。ヒシャムディン運輸相代行は「異常を示唆する内容は特になかった」としている。

 マレーシア航空当局は3月31日、操縦室から地上管制に最後に発せられた言葉について、それまで発表していた「了解。おやすみ(Allright, good night)」ではなく、より正式で標準的な表現である「おやすみ。マレーシア370(Good night,Malaysian Three Seven Zero)」だったと発表。消息不明から3週間以上が経過する中、交信内容を修正した。

 運輸相代行は声明で「警察による捜査の一環として、交信記録は当初公開されなかった」と説明。内容修正の理由については言及しなかった。

 交信記録は同機に搭乗していた乗客乗員計239人の親族らに共有され、離陸15分ほど前から約55分間にわたる会話が記録されている。それによると、最後の交信は午前1時19分に行われた。地上管制がホーチミンの管制に連絡を取るよう指示すると、操縦室から「おやすみ。マレーシア370」との返答があった。

 クアラルンプール発北京行きMH370便は3月8日未明に消息を絶ち、インド洋南部に墜落したとみられている。