[ジッダ(サウジアラビア) 22日 ロイター] 世界最大の産油国であるサウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は22日、原油高対策に関する主要産油国と消費国の緊急閣僚会合で演説し、年内に増産を行う用意はあるが、供給を増やしただけで最高値に高騰した原油価格が沈静化する可能性は低いと述べた。
同相は「供給と需要のバランスと原油生産水準が現在の市況を左右する最大の要因ではなく、市場への供給は既に十分行われていると確信している」としながら、「しかし、困難な状況を改善するため、われわれ一人一人ができることを行わなければならないとも強く信じている」と述べた。
サウジは既に7月に日量970万バレルを生産すると発表しており、同国の生産量は5月以降、日量55万バレル増えることになるが、ヌアイミ石油鉱物資源相は、需要があれば年末まで同水準もしくは上回る水準の原油生産を行うと述べた。
「年末まで、サウジアラビアは7月に計画している日量970万バレルを上回る追加生産を進んで行う用意がある」と語った。
今回の緊急会合は原油価格が過去最高値を次々に塗り替える中、サウジの呼び掛けで開かれた。
原油価格は今月、1日の取引で11ドル近く急伸した日などもあり、バレル当たり140ドルに迫っているが、同相はこれについて需給以外の要因による上昇だと指摘し、「従って単純に供給拡大に焦点を合わせるだけで、現在の価格動向が落ち着く可能性は薄い」と述べた。
また、サウジの長期的な生産能力について、需要があれば、来年末までに日量1250万バレルに引き上げるという現行計画に、さらに日量250万バレル上乗せすることが可能だと表明した。
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