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利下げや財政刺激、景気減速を和らげる=豪中銀総裁

2008年10月21日

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 [シドニー 21日 ロイター] 豪準備銀行(RBA)のスティーブンス総裁は21日、今月の大幅利下げと景気刺激策、豪ドルの下落が景気を支援するとの見解を示した。財界人向けの講演で述べた。

 総裁は「これらの変化は、予想される豪経済の減速度合いを緩和する方向に働く」と述べた。また、世界の主要中央銀行がとった流動性供給策や銀行セクターの支援策は効果が表れているようであり、「世界的な破滅」のリスクは後退したとの見方を示した。

 RBAは今月、政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き下げ6.00%とした。約16年ぶりの大幅な利下げとなった。これについて総裁は、通常なら数回に分けて行う分を前倒ししたと述べた。

 総裁は「政府は財政スタンスを大幅に変えた。これは需要を押し上げる効果を持つ」と述べた。ラッド首相は前週、国内総生産(GDP)の約0.9%に当たる104億豪ドルの経済刺激策を発表した。

 豪ドルは過去数カ月で、貿易加重平均ベースで約20%下落した。総裁は「貿易セクターにとって、大きな環境の変化だ」と指摘した。

 総裁は、インフレは向こう数カ月間にわたり高止まりするとの見通しを示した。前日発表された生産者物価指数(PPI)が高水準だったことは、RBAのインフレ懸念を裏付けるものだと指摘した。

 第3・四半期のPPIは前期比2.0%上昇と、過去最大の伸びを記録した。消費者物価の上昇率も(前年比)5.0%程度となり、RBAが目標とする2%─3%を大幅に上回ると予想されている。総裁は「来年については、物価上昇圧力が緩和する方向に力が働く」と述べた。

 緊張が続くクレジット市場について総裁は、世界の中央銀行が銀行システムへの流動性供給を続けることが重要だとの認識を示した。

 総裁は、国内の銀行の預金保護措置は適切と述べた。ただ、保護策の詳細についてはさらに詰める必要がある、との見解を明らかにした。

 総裁は「やるべきことは多いが、世界はずっと良い方向に向かっている。世界的な破滅の可能性は、この数週間で後退した」と述べた。

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