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情報BOX:オバマ次期政権の閣僚人事(12月17日現在)

2008年12月18日

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 [17日 ロイター] オバマ次期米大統領は17日、新政権の農務長官にトム・ビルサック前アイオワ州知事を、内務長官にケン・サラザール上院議員(コロラド州)をそれぞれ指名した。

 次期政権の主要ポストに起用されたか、あるいは起用が取りざたされている候補者は以下の通り。閣僚人事は上院の承認が必要。

 <国務長官>

 大統領選の民主党候補者選びで戦ったヒラリー・クリントン上院議員(ニューヨーク州)を指名。海外での米国の評判を立て直す戦略の一環とみられる。側近らによると、オバマ次期大統領はクリントン氏の職業倫理を高く評価し、元大統領夫人のスター性が世界における米国の地位向上というビジョンの実現を後押しすると考えている。

 <国防長官>

 共和党現政権のロバート・ゲーツ国防長官に留任を要請。ゲーツ氏は2006年後半にブッシュ大統領によって指名された。国家安全保障会議(NSC)では穏健派とされ、現政権の国防政策継続を強く示唆する人事。オバマ氏は共和党からの政権参加を求める意向をかねてから表明しており、ゲーツ氏はラムズフェルド前国防長官の後任となって以来、民主・共和両党のメンバーから高い評価を得ている。

 <財務長官>

 経済危機に対応するキーパーソンとしてニューヨーク連銀のティモシー・ガイトナー総裁を起用。ガイトナー氏は、金融市場安定化対策の立案で中心的な役割を担ってきた。世界の金融システムで重要な役割を占める銀行は、統一された規制の枠組みの下で業務を行うべきとの見解を持つ。

 <国土安全保障長官>

 ジャネット・ナポリターノ・アリゾナ州知事を指名。同省は2001年9月11日の同時多発攻撃事件を受けて新設された。

 <国家経済会議委員長>

 ローレンス・サマーズ元財務長官の起用が正式に発表された。サマーズ氏は、クリントン政権で財務長官を1年半務めた。同氏はオバマ氏の顧問として数カ月間、選挙戦を共にし、金融危機対策の策定で助言している。

 <国家安全保障問題担当大統領補佐官>

 ジェームズ・ジョーンズ元北大西洋条約機構(NATO)作戦連合軍最高司令官を指名。民主・共和双方の議員から広く尊敬を集めているが、自身はいずれの党にも属していない。イラク戦争をめぐってブッシュ政権の対応を強く批判したことで知られる。

 <司法長官>

 エリック・ホルダー元司法副長官が就任を受諾。同氏はクリントン政権時代に司法副長官を務め、大統領選ではオバマ陣営の法律アドバイザーを務めた。オバマ氏が選んだ副大統領候補の人物調査にも関与した。

 <エネルギー長官>

 ノーベル賞受賞者のスティーブン・チュー氏を指名。チュー氏は1997年にノーベル物理学賞を受賞し、現在はローレンス・バークリー国立研究所(カリフォルニア州)の所長を務めている。気候変動に対して早くから科学的手法による解決を提唱、同研究所を代替・再生可能エネルギー研究における世界的リーダーに育て上げた。

 <内務長官>

 ケン・サラザール上院議員(コロラド州)を指名。石油・ガス田開発のためにリースする国有地の管理などを担当することになる。サラザール氏は環境問題専門の弁護士として開業した経歴の持ち主。オバマ次期政権で2人目のヒスパニック系閣僚となる。

 <商務長官>

 ニューメキシコ州のビル・リチャードソン知事を起用。同氏は国連大使、エネルギー長官を歴任。今回の大統領選に出馬し民主党の候補指名を争ったが、撤退後は早い段階でオバマ氏支持を表明した。オバマ次期政権で初めて指名を受けたヒスパニック系閣僚。

 <エネルギー・気候変動・環境政策調整官>

 ホワイトハウスに新設するエネルギー・気候変動・環境政策調整官にキャロル・ブラウナー元環境保護局(EPA)長官を指名した。クリントン政権ではEPA長官だった。

 <環境保護局長官>

 ニュージャージー州知事首席補佐官のリサ・ジャクソン氏を指名。同氏はワシントンとニューヨーク市のEPA本部で16年間働き、ニュージャージー州環境保護局長を務めた。 

 <住宅都市開発長官>

 ショーン・ドノバン・ニューヨーク市住宅保全開発局長を指名。ドノバン氏はクリントン政権でも住宅都市開発省で数十億ドルの住宅助成金プログラムの実施を主導した経験がある。

 <厚生長官>

 早くからオバマ氏支持を表明していたトム・ダシュル元上院民主党院内総務を起用。厚生長官に大物を起用し、オバマ氏が公約に掲げる医療保険制度改革を進めることになる。重鎮の起用は、オバマ氏が約4600万人に上る無保険者の解消を最優先課題に据えていることを示している。

 <教育長官>

 シカゴ市教育長のアーン・ダンカン氏を指名。ダンカン氏はオバマ氏の長年の友人でハーバード大の同窓。全米3位の規模であるシカゴの公立学校システムを2001年から統括しており、教師の質向上などへの取り組みで高い評価を得ている。

 <農務長官>

 トム・ビルサック前アイオワ州知事を指名。ビルサック氏は農業補助金に関するルールの厳格化と次世代バイオ燃料の支持者。知事時代に取り組んだ主要課題の1つは、アイオワ州の農業のハイテク化を促進することだった。

 <運輸長官>

 共和党のレイ・ラフッド下院議員を起用する意向を固めた。民主党幹部が17日明らかにした。同議員はイリノイ州選出。オバマ氏の就任要請を受諾する見通し。

 <米証券取引委員会(SEC)委員長>

 米金融取引業規制機構(FINRA)のメアリー・シャピロ最高経営責任者(CEO)を起用する見通し。同氏はSEC委員および商品先物取引委員会の委員長を務めた経験がある。

*本文の一部表記を修正し再送します。

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