[シンガポール 2日 ロイター] シンガポール政府が発表した2008年第4・四半期の国内総生産(GDP)伸び率速報値は、季節調整済みで前期比年率マイナス12.5%となり、リセッション(景気後退)の深刻化が浮き彫りとなった。
ロイター調査によるアナリスト予想の中央値はマイナス3.4%だった。
マイナス成長は3四半期連続。世界的な金融危機を背景に、日米、ユーロ圏などの主要輸出先が景気後退入りしたことが響いた。3四半期連続のマイナス成長は、IT(情報技術)バブル崩壊の打撃を受けた2001年以来。
セクター別では製造業がマイナス9%となった一方、建設業はプラス13.3%、サービス業もプラス1.1%となった。
第4・四半期のGDP伸び率は、前年比ではマイナス2.6%。第3・四半期は同マイナス0.3%だった。
2008年のGDP伸び率はプラス1.5%。07年はプラス7.7%だった。
シンガポールのリー首相は31日、新年に向けたメッセージで、世界的な金融危機がシンガポール経済に大きな打撃を及ぼしており、景気の先行きは不透明だと指摘。「厳しい1年に備えなければならない。09年前半はとりわけ心構えが必要だ」と述べ、同国経済が一段と縮小するとの見通しを示した。
第4・四半期の速報値は10月と11月のデータを基に算出されている。