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チェルノブイリ汚染地域の火災、放射性物質飛散はわずか=専門家

2010年8月13日

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 [ロンドン 12日 ロイター] ロシアで発生している森林火災により、チェルノブイリ(現ウクライナ)原発事故の汚染地域に残る放射性物質の飛散が懸念されているが、科学者らは、汚染物質が飛散してもごくわずかで、人体に与える影響は非常に小さいとの見解を示している。

 1986年に発生したチェルノブイリ原発事故の専門家である英ポーツマス大学のジム・スミス氏は、「汚染地域に残留する放射能のうち、再び拡散されるのは全体の1%よりはるかに少ない」と指摘。また、「放射能の大半は土壌にあり、火災の影響は受けない」とし、草木に残っている少量の放射能についても、火災で飛散するのは非常にわずかだと語った。

 また、フランスの放射線防護原子力安全研究所とドイツの放射能防護機関の専門家はいずれも、今回の火災で汚染物質が飛散する可能性を認めたものの、健康に被害を及ぼす可能性は小さいとし、ロシアや隣国に与える影響を否定した。

 このほか、世界保健機構(WHO)のマリア・ネイラ氏は、放射性物質が再び飛散しても人体に影響が非常に小さいことは、過去に行った現地実験で立証されていると述べた。

 一方でスミス氏らは、最も深刻なのは汚染物質の飛散ではなく、火災で発生する煙とスモッグであると指摘し、肺や心臓に障害を起こす危険性が高いと強調した。

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