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米大統領、中南米諸国との新たなパートナーシップ構築を提唱

2011年3月22日

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 [サンティアゴ 21日 ロイター] 中南米を歴訪中のオバマ米大統領は21日、米政府と中南米諸国との間には過去に問題があったと認めた上で、同地域諸国との「新たなパートナーシップの時代」の構築を提唱した。

 オバマ大統領は、週末のブラジル訪問に続いて訪れたチリで、貿易面、投資面、政治面での連携を深めるためのビジョンを打ち出した。米国は現在、経済成長が進む中南米で、中国との競争に直面している。 

 オバマ大統領は、チリのピニェラ大統領と会談後の記者会見で「米国と中南米ほど密接な関係の地域はない」と述べ、中南米諸国との「双方向的な」イニシアチブを新たに立ち上げたい意向を示した。

 同大統領は「(米国と)中南米諸国との関係は、時には多くの問題を抱え、時には困難だった」と認めた上で、「私が最も嬉しく感じるのは、例えばチリの場合、わが国がチリに何かを与えられるだけでなく、チリもわが国に何かを与えられるということだ」と語った。

 米ソ冷戦時代、米政府はチリのピノチェト大統領(当時)など右派独裁政権を支援し、中南米のマルクス主義者や左翼のグループと対立してきた経緯がある。 

 オバマ大統領は、経済成長が近年加速し、一部では悲惨な内戦を経て民主化した中南米地域は、米国の繁栄と安全保障にとってかつてないほどの重要性を帯びていると強調。「米国が新たなパートナーシップの時代を模索する上で、これほど適切な地はほかにない。チリだけでなく中南米全体との関係構築だ」と述べた。

 ただし、共産党政権のキューバについては、人権を尊重するよう求めた。

 一方、チリのピニェラ大統領は、オバマ大統領が提唱する新たな同盟関係を支持するとした上で、長く棚上げとなっているパナマとコロンビアと米国との自由貿易協定(FTA)の早期批准も要請した。

 中南米諸国は2009年にオバマ大統領が就任した当初は、同大統領が経済成長が進む中南米地域を尊重してくれると期待していた。しかし2年が経過し、オバマ大統領が米国内問題や国外の戦争といった緊急性の高い課題を優先した一方で、中南米諸国との関係は無視されてきたとの認識が広まっている。

 オバマ大統領が先に訪問したブラジルは、国連安全保障理事会が前週リビアへの軍事行動を認める決議を採択した際、採決を棄権した。

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