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洪水被害続くタイ首都で緊迫度高まる、知事「事態さらに悪化の恐れ」

2011年10月24日

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 [バンコク 24日 ロイター] 7月下旬から大雨による洪水被害に見舞われているタイでは24日、首都バンコク北部に達した洪水がさらに中心地へ拡大する様相を呈しており、緊迫度が高まっている。

 過去50年間で最悪とされる今回の洪水では、これまでに少なくとも356人が死亡し、被災者は250万人に上っている。11万3000人以上が一時避難所で過ごしており、72万人が医療処置を必要としている。

 特に被害が大きかったのは、同国中部とパトゥムタニ県、ノンタブリ県、アユタヤ県といったバンコク近郊の工業地帯だが、人口1200万人超を擁するバンコクでも河川や運河の堤防が決壊の恐れが高まっており、緊迫の度合いが高まっている。週末にはバンコク北部の住宅地ラクシー地区とドンムアン地区で水位が2メートルに達したことから、住民数百人が避難した。

 バンコクのスクムバン知事は記者会見で「われわれの判断によると、状況は深刻度を増しており、さらに悪化する見込みだ」と述べ、事態が危機的状況になる可能性があると警告した。

 インラック首相は週末、洪水が引くには最大6週間かかるとの見通しを示した。月末が潮位の高まる時期となることから、当局では、大量の水を海へ放出する努力を続けている。

 経済的にも大きなダメージが予測されている。中央銀行は、従来予想で4.1%増と見込まれていた今年の経済成長率が洪水の影響で3%前後に抑えられるとの見通しを示しており、一部アナリストは国内総生産(GDP)の伸びが2%未満になる可能性もあると指摘している。

*本文第3段落中の脱字を補って再送します。

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