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「光速超えるニュートリノ」は誤りか、測定用ケーブルに緩み

2012年2月23日

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2月22日、欧州合同原子核研究所(CERN)のスポークスマンは、国際実験チーム(OPERA)が昨年発表した「超高速のニュートリノ」について、観測結果が誤っていた可能性があることを明らかにした。写真は実験が行われたイタリア中部の研究施設。提供写真(2012年 ロイター/INFN)

 [ジュネーブ/シカゴ 22日 ロイター] 欧州合同原子核研究所(CERN)のスポークスマンは22日、日本の大学も参加する国際実験チーム(OPERA)が昨年発表した「超高速のニュートリノ」について、観測結果が誤っていた可能性があることを明らかにした。

 米科学振興協会が運営するウェブサイトによると、速度の測定に用いた全地球測位システム(GPS)とコンピューターをつなぐ光ファイバーケーブルが緩んでいたという。

 OPERAは昨年9月、光より60ナノ秒(1億分の6秒)速く進むニュートリノを観測したと発表。質量を持つものは光速を超えないとするアインシュタインの「特殊相対性理論」を覆し、過去へのタイムトラベルも理論上可能にするとして注目を集めていた。

 実験はジュネーブ近郊のCERNから発射したニュートリノを730キロ離れたイタリアの研究所でとらえるというもので、3年以上にわたり1万5000回実施。11月に再実験したが、この時も光速を超えるとの結果が得られていた。

 米シカゴ大学の物理学部長エドワード・ブリュッハー氏は、観測結果が真実であれば驚くべきものだったとしながらも、「もう数カ月だけ発表を待てばよかった」と皮肉交じりに語った。

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