2月23日、欧州合同原子核研究所(CERN)は、国際実験チーム(OPERA)が昨年発表した「超高速のニュートリノ」について、観測結果が誤っていた可能性を認め、再実験を5月に行うと発表した。写真はCERNの施設。提供写真(2012年 ロイター)
[ジュネーブ 23日 ロイター] 欧州合同原子核研究所(CERN)は23日、日本の大学も参加する国際実験チーム(OPERA)が昨年発表した「超高速のニュートリノ」について、観測結果が誤っていた可能性を認め、再実験を5月に行うと発表した。
CERNは、実験結果に影響を及ぼす可能性のある問題として、全地球測位システム(GPS)とコンピューターをつなぐ光ファイバーケーブルの緩みのほか、時計の誤作動を挙げた。
OPERAは昨年9月、光より60ナノ秒(1億分の6秒)速く進むニュートリノを観測したと発表。質量を持つものは光速を超えないとするアインシュタインの「特殊相対性理論」を覆し、過去へのタイムトラベルも理論上可能にするとして注目を集めていた。
実験はジュネーブ近郊のCERNから発射したニュートリノを730キロ離れたイタリアの研究所でとらえるというもので、3年以上にわたり1万5000回実施。11月に再実験したが、この時も光速を超えるとの結果が得られていた。