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旧ユーゴ戦犯ムラディッチ被告の公判開始、遺族挑発する場面も

2012年5月17日

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5月16日、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の大物戦犯、元司令官ラトコ・ムラディッチ被告(写真)の裁判が16日、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で始まった。写真は代表撮影(2012年 ロイター)

 [ハーグ 16日 ロイター] ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の大物戦犯で、ジェノサイド(民族大量虐殺)など11の罪に問われたセルビア人勢力の元司令官ラトコ・ムラディッチ被告(70)の裁判が16日、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)で始まった。

 検察側は冒頭陳述で、被告がセルビア、ボスニア、クロアチアの大部分の地域で、非セルビア人を排除する大計画を実行したと非難。「それぞれの罪において、被告の有罪を明確に立証する証拠を提示していく」と強調した。

 ムラディッチ被告は1992─95年の内戦中、スレブレニツァでムスリム勢力の8000人が殺害された事件やサラエボ包囲を指揮したなどとして、大量虐殺や戦争犯罪、人道に対する罪などで起訴された。

 この日の法廷では、傍聴に訪れていた女性が被告に対し、手首を交差し手錠を掛けられたような仕草を見せたところ、被告が喉をかき切るジェスチャーで応じ、裁判長からとがめられる場面もあった。

 スレブレニツァで18歳の息子や夫、兄弟を殺害されたというこの女性は、「彼の目から少しは反省の念を感じられると思って来たが、残虐さしか感じられなかった」と批判した。裁判の様子は、サラエボ市内に設置された大型スクリーンでも生中継された。

 ムラディッチ被告は16年にわたって逃亡生活を送っていが、昨年5月にセルビアの首都ベオグラードから約100キロ離れたズレニャニン近郊で拘束された。

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