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【スパイシー!ソウル】
 
韓国人の健康を支える「韓方医学」

韓方医キム・ソヒョンさん
ミス・コリア出身で、韓国でもっとも有名な韓方医キム・ソヒョンさん

キム・ソヒョンさんの著書『コリアン・ダイエット』(光文社 知恵の森文庫)
キム・ソヒョンさんの著書『コリアン・ダイエット』(光文社 知恵の森文庫)

鄭 銀淑(チョン・ウンスク) プロフィール

 日本も暑さが一段落したようですね。韓国は朝晩かなり涼しくなり、過ごしやすくなりました。夜になると虫の声が響き、秋が忍び寄ってきている気配です。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、みなさんも身体に気をつけてくださいね。

 韓国人は健康を管理する上で、食べることをとても大事にしています。ひと昔前までは「風邪くらいで病院になんか行くもんじゃない。食べて治せばいいんだ」とよく言われたものでした。その「食べて治す」健康法の指針となっているのが、中国の漢方を独自にアレンジした「韓方医学」です。日本では漢方はあまり身近ではないと聞いていますが、韓国では、韓医院の看板は珍しくなく、市場では手軽に韓方素材を手に入れることができ、ふだんの食事でも韓方的な「薬食同源」が意識されています。

 日本でもテレビの健康番組などで医師や学者のコメントがよくとりあげられますが、韓国では西洋医学の医師に伍して、韓方医がよく登場します。そんななかでも特に認知度が高いのがミス・コリア出身の美人韓方医キム・ソヒョン先生です。キム先生は大学生の頃、無理な断食やワンフード・ダイエットで身体をこわしたとき、韓方医だった父親の助言により健康美を取り戻し、ミス・コリアの栄冠に輝き、自身も韓方医の道に進んだという経歴の持ち主です。最近、日本人向けのガイドブック『コリアン・ダイエット』(光文社 知恵の森文庫)を書き下ろされたので、そのなかから「食べて治す」に通じるエッセンスを紹介しましょう。

●「少し酸味が出たキムチは栄養満点」

韓国人と比べ日本人はあまり発酵の進んでいない浅漬けキムチを好むようです。韓国人が好むキムチは摂氏2〜7度で2〜3週間熟成させたもので、栄養価がもっとも高く、乳酸菌の働きで生じた乳酸、酢酸、炭酸ガス、少量のアルコールなどが、独特の酸味と香りを醸し出しています。日本人にはやや酸っぱく感じられますが、この状態のキムチはビタミンなどの含有量も最高です。

●「肉にはかならず野菜を組み合わせる」

韓国の焼肉に添えられる野菜類は、肉にない成分が補給できるだけでなく、有害な物質が身体に吸収されるのを防いだり、排出したりする働きがあります。例えば、サンチュといっしょに肉を巻いて食べるエゴマの葉(シソに似た葉)は、生活習慣病の原因ともなるコレステロールが血管に付着するのを防いでくれます。また、良質の繊維を多く含むシイタケにも、コレステロールの吸収を防ぐ働きがあります。

●「飲食宮合(食べ合わせ)を知る」

食べ合わせは古くから経験値として意識されてきましたが、最近は科学的にも根拠が解明されています。

○レモンと牡蠣=牡蠣に豊富に含まれる鉄分は身体に吸収されにくいのですが、レモンに含まれるビタミンCやアスコルビン酸の働きによって、鉄分が腸から吸収されやすくなります。また、レモンには牡蠣独特の匂いや細菌の繁殖を抑えたりする働きもあります。

×キュウリとダイコン=シャキシャキッとした食感に共通点があり、ともにビタミンCが豊富なため、いっしょに使いたくなる食材ですが、キュウリを切るときに出るアスコルビナーゼという酵素が、ダイコンのビタミンCを破壊してしまうので、ビタミンC補給の意味では効率がいいとは言えません。

●「低炭水化物ダイエットの注意点」

脂肪化して蓄積されやすい炭水化物(ご飯、パン、麺類)の摂取を減らして、脂肪燃焼を促そうというのが低炭水化物ダイエット。どうしても、おかず中心の食事になるので、塩分の摂り過ぎに注意。また、炭水化物を1日100グラム以下に抑えると、体内の水分が尿として排出されやすくなるので体重が減りますが、これは脂肪の分解とは無関係なので誤解のないように。

●「プチ断食の注意点」

2〜3日の断食は、胃腸の負担を減らし、腸の働きを活発化します。蓄えられたエネルギーが消費され血液循環が活発になるので、老廃物が排出され、体内がきれいになります。大事なのは断食を終えて通常の食事に戻すまでの期間。食べすぎ飲みすぎは避け、脂っこいもの、辛いもの、塩辛いものを制限して、少なくとも1週間はかけて、流動食→おかゆ→通常の食事へとゆっくり戻していきましょう。

(04/09/01)


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