【エルサレム=古谷祐伸】パレスチナ自治区ガザで空爆や地上戦を続けるイスラエル軍は8日も攻撃の手をゆるめておらず、AP通信によると8日だけで24人以上が殺された。AFP通信によると、先月27日のガザ攻撃開始以来の死者数は774人、負傷者は3200人に達した。
赤十字国際委員会(ICRC)は8日、ガザ市ゼイトゥン地区での前日の救助活動で、マットレスの上に横たわった状態の12人の遺体を見つけたと発表した。ある破壊された家では、死亡した母親に寄り添う、衰弱して立ち上がれない4人の小さな子がいたという。
ゼイトゥン地区では地上戦に入った3日からの4日間、イスラエル軍が救急スタッフ立ち入りを禁止していた。ICRCは、イスラエル軍が国際人道法を守っていないと批判。世界保健機関によると、先月27日の空爆以来、医療活動に携わるパレスチナ人21人が殺されたという。
ガザ保健当局によると、7、8両日の攻撃停止中の救助活動で、がれきの下などから55人の遺体が見つかった。子どもや女性も多数含まれているという。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は、8日までにOCHAが確認したパレスチナ人犠牲者758人のうち、子どもが257人、女性が60人で、合わせて犠牲者全体の42%を占めると発表した。イスラエル政府はハマス戦闘員らが攻撃対象だとしている。
一方、ハマスも8日、対戦車砲でイスラエル軍の地上部隊を攻撃、イスラエル軍によると兵士3人が死亡した。3日の地上戦突入後のイスラエル兵の死者は計10人、負傷者は計約80人になった。