【ワシントン=梅原季哉】米イリノイ州議会の下院は9日、オバマ次期大統領の当選に伴い空白となった連邦上院議員の座をめぐる汚職容疑で逮捕されたロッド・ブラゴエビッチ知事に対する権力乱用容疑の弾劾訴追を、114対1の賛成多数で可決した。ロイター通信が伝えた。
新議会の会期が来週始まるため、そこで形式的には訴追決定をやり直さなければならないが、議会構成は大きく変わらないことから、可決は確実。26日にも州上院で弾劾裁判が始まるとみられ、有罪判決が出れば知事職を解任されることになる。
仮釈放中の同知事は報道陣に「私は人々のために課題をこなしてきた。それが弾劾に相当するのか」と述べ、正面から争う姿勢を示した。
知事はオバマ氏の本来の残り任期である約2年を務める後継議員を指名する権限を悪用し、「競売」にかけようとした疑いで昨年12月に逮捕された。仮釈放後も辞職要求の声に耳を傾けず、後継議員の指名も強行していた。