パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの政治部門最高指導者ハレド・メシャール氏が、次の選挙には出ず、退任する意向を表明した。ハマス報道官が21日、声明で明らかにした。任期満了での退任だが、ハマス幹部はメシャール氏に再考を求めており、次期指導者の選出の時期は不明だ。
メシャール氏はシリアの首都ダマスカスに亡命中で、2004年からパレスチナ自治区内の政治・軍事部門に基本方針を示す立場にある。ハマスの内規では指導者の任期の上限は2期8年。ハマス在外政治局は、シリア情勢の混乱を懸念しており、チュニジアやエジプトなど他のアラブ諸国に拠点を移すことも検討している。(エルサレム=山尾有紀恵)