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2012年2月1日1時0分

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台湾の新内閣、グーグル幹部が入閣 情報産業を後押し

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写真:台湾の新行政院長、陳冲氏拡大台湾の新行政院長、陳冲氏

 台湾の馬英九(マー・インチウ)政権は31日、新閣僚人事を決めた。副総統に就任する呉敦義(ウー・トゥンイー)行政院長(首相)の後任に金融に明るい現行政院副院長(副首相)の陳冲(チェン・チョン)氏(62)が就く。これまで経済政策を支えた主な人材を閣内にとどめる小幅な改造で、欧州債務危機の影響に対応する態勢を固めた。行政院副院長には江宜樺・内政部長(内政相)が昇格する。

 陳氏は農民銀行(現合作金庫銀行)勤務時に財政部(財務省)へ登用され、同部の金融行政部門を担当。証券会社や銀行の会長職を経て金融監督管理委員会主任委員、2010年5月から行政院副院長。昨年夏以降の景気後退を受け、経済対策を仕切った。経済畑出身の行政院長は李登輝政権後期の蕭万長(シアオ・ワンチャン)氏(現副総統)以来12年ぶりで、この人事を受け旧正月明けの株式市場は値上がりが続いている。

 台湾経済は輸出の減速により昨年第3四半期(7〜9月)から前期比でマイナス成長に陥っている。行政院主計処は31日、今年の成長率予想を3.91%としたが実現を危ぶむ声が強い。陳氏は31日の会見で景気対策だけでなく産業構造の転換を課題に挙げ、「高付加価値のサービス産業を発展させれば所得格差を縮めることができる」と述べた。

 経済政策の調整を担う経済建設委員会主任委員には、政務委員(無任所閣僚)の尹啓銘氏が就く。パソコン大手エイサーを経てグーグル幹部を務める張善政氏が新たに政務委員として情報産業を後押しする。 馬政権の2期目は5月20日からだが、2月に立法院(国会)が開会するのに合わせ一足先に組閣した。2月6日に正式発足する。(台北=村上太輝夫)

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