シリア中部ホムスで3日夜、政府軍の砲撃などにより、多数の死者が出た模様だ。ロイター通信は在外反体制派の情報として、217人が死亡したと伝えた。中東の衛星テレビ局アルアラビアとアルジャジーラはそれぞれ、地元反体制派の情報として約200人が死亡したとしている。シリア国営通信は、これらの報道を否定した。
ホムスでは、政府軍を離脱した兵士らによる武装反体制派「自由シリア軍」と政府軍の戦闘が続いている。これに加え、混乱の長期化で、アサド大統領の属するイスラム教少数派のアラウィ派と多数派のスンニ派、キリスト教徒の間の対立も悪化している。
アサド政権は1月下旬から、ホムスやダマスカス近郊など各地で反体制派の鎮圧作戦を強化しており、3日のホムスでの攻撃もその一環とみられる。