シリア政府軍による反体制派と市民の包囲と攻撃が続く中部ホムスでは7日夜から8日にかけて、少なくとも60人以上が死亡した。ロイター通信などが反体制派の情報として伝えた。
ホムスは人口約80万人のシリア第3の都市。反体制運動が早くから広まった西部ババアムル地区などを軍が包囲し、周囲から砲撃を加えている。8日夜明けまでに少なくとも47人が死亡した。戦車や装甲車が迫っているとの情報もある。また、在外反体制派のシリア人権監視機構の情報では、政権支持派の民兵がホムスの反体制派地区で3世帯を襲撃し、計20人を殺害したという。
ホムスは、イスラム教多数派のスンニ派と、アサド大統領が属する少数派アラウィ派などが暮らしている。反体制運動の激化後は宗派間の対立も激しくなり、各派が「自衛のため」として武装。拉致や殺害が続いている。